投資先としてのインド
近年インドの経済成長は目を見張るものです。2023年7月〜9月のHDP成長率は7.6%で、数年後には日本のGDPを追い抜くことが予想されています。今回はそんなインドに今投資すべきか考えてみたいと思います。
・生産人口増加
生産人口とは19から64歳までの人口です。この年齢は消費や労働への意欲が高く、経済を活性化させるという点において生産人口は重要な要素となります。人口増加により消費が増え、物が売れ企業が儲かります。今後も人口は増加する見込みであり、ますます経済発展が期待されます。
・IT産業の発展
インドは植民地からの解放後初代首相の意向で、頭脳国家を目指しインド工科大学が次々と設立されました。その結果、他アジア諸国のような製造業を中心とした経済成長でなく、IT産業を中心としたサービス産業で発展を続けており、国家としてIT産業が根付いています。
当然ながら、世界ではロボットによる自動化、ソフトウェア化が流行し、世界的なIT需要が高まっています。インドは自国の得意分野で力を発揮し、経済に良い影響を与えることが考えられます。
マイナス材料としては、、
サービス産業(金融サービス、情報技術)は世界経済の影響を受けやすいことです。特に、米国や欧米では景気停滞が懸念されており、もし他国が停滞した場合インドの主要指数も大幅に下落する可能性があります。
踏まえて
人口増加による経済成長が見込まれるため長期的に投資するのであればありだと考えます。ただし、1年程度のスパンで考えるとしたら、他国の経済低迷懸念もあり、不透明感が拭えません。