『ひざしん』の投資日記

投資に関する見分や考えをつらつらと備忘がてら書いていきます!

これまでの振り返り

今年も師走に入り、2024年まで1か月を切りました。

私は2021年から俗にいう投資を始めました。

投資を始めたからには、投資に必要な最低限の経済知識を勉強して、米国株・日本株のなかで高配当・割安株を中心に投資する方針を立てて今までやってきました。

とはいうものの、毎日チャートを見るわけでもなく、毎日取引するわけでもないので、思い立った時にその時気になっていた株を購入しており、個別株の購入ではタイミングの見極めが重要にもかかわらず、あまり戦略的な購入でなかったのが実情です。

また、選定する株も割安かつ高配当かのみで直後の成長性や株の上昇可能性について十分に思慮に入れている状態ではありませんでした。

 

なので年末というちょうどよい機会なので今までの投資行動を振り返り、来年の投資に役立てたいと思います。


〇KHC(クラフト・ハインツ

まずは米国株から。クラフトハインツは、世界最大の食料品会社で、調味料、ソース、チーズなどが主な製品です。ケチャップ・マスタードが有名ですね。したがって、セクターとしては、生活必需品に入ります。また、この株はバフェット銘柄の一つでもあります。

株価は、2018年に減損処理(過去に投資した資産に対して、資産価値を切り下げること)以降、株価が低迷し、コロナ以降も回復しておりません。

またこの低迷は、ブランド力の低下や世界的な健康志向から加工品離れも相まって引き起こされたものと考えることもできます。

 

私はこの株を、株式投資を始めたての2021年に買いました。2021年から株価はどのような動きをしたでしょうか。

 

〇大局感

S&P500とKHCの関係 (出所:Trading view)

私が購入した2021年以降も上昇下降を繰り返していますがほぼ横ばいですね。

 

少し深ぼっていくと、2021年後半、2023年前半はS&P500が上昇しているのに対し、クラフトハインツは下落しています。クラフトハインツのような生活必需品セクターの株は、景気によって大幅に左右されることはないディフェンシブ株と呼ばれますが、景気が良いと他セクターに投資されがちです。それがこのチャートからも見て取れます。

一方で、景気が低迷期には生活必需品の安定した需要に支えられ株高になることが多いです。2022年前半はsp500が低迷しているのに対し、クラフトハインツ株は値が上昇しています。

 

〇成長性について

一株当たりの純利益であるEPSはコロナ時期より回復はしました。

一方で売上高は直近数年で横ばいで、大きな成長は見られておりません。新しい事業に力を入れても、今後数年は売り上げに影響を与える可能性は考えにくく、今後数年は良くも悪くも同水準であることが予想されます。

 

〇踏まえて

現在の景気状況(米国)は利上げの終了また来年には利下げの可能性が見込まれている、また景気は徐々に減速しつつあるというところでこの株が本調子となるのはこれからと考えます。また、高配当な株であり、売り上げも堅調(横ばい)と思われるため、高配当目的として保有を続けようかと思います。